北アルプス猫又山

北アルプス猫又山 2025年5月5日(祝日)

ボードと歩きの変則パーティで猫又山の南又谷に行って来た。初めてだから楽しみだ。前日に林道の自動車通行止めまで入ってテント泊。翌朝、日帰り装備で出発。第二発電所までの林道はデブリや崩壊で歩き難い。左岸の巻き道に入ると新緑が気持ち良い。4時間歩いて、ようやく最終堰堤のところで雪渓に出た。真っすぐに稜線まで伸びる雄大な雪渓はここからおよそ4km、標高差1150m。遠近感がおかしくなるのか登っても登っても稜線が近づかない。本日3人だけの先行者は全員シールを付けたスキーヤーで、もう小さい点になってしまった。すると今度は上からいくつか点が下りて来る。毛勝山から縦走して来た人達だ。励ましてもらってようやく稜線へ。目の前には剱岳。雪の詰まった岩筋まで、これほどくっきり見える剱岳は初めてだ。疲れが一気に吹き飛ぶ。ボードの仲間はここから滑降。一瞬のうちに点になり、やがて見えなくなった。歩き組も頑張って下りる。下りても下りてもまだ続く。ボードは第二発電所近くまで滑れたそうだ。歩きは往復12時間。満足の山だった。参加者N、M、Y 3名
キャッチコピー:往復12時間、大雪渓を登って裏劒を眺める。